世界をでっかく小さく〜イタリア旅行記〜⑦ ベネツィア記 パート2
ベネツィア・サンタルシア駅に向かう電車は、浅い海の上を徐行しながらゆっくりと進む。
どれくらい浅いのかというと、漁師が海の中で立って漁ができてしまうくらいのレベルだ。車内から濁った海を眺めていて、たまたま水面から人の上半身が出ているのに気がついたのだ。イタリアで犬神家の一族がブームだなんてことは聞いたことがないから、恐らくあれは漁師だったのではないかというのが、私の見解だ。
ベネツィアは地理的に潟だから、潮が引けば人が入ることくらい簡単なのだろう。
望月君に「この海、結構浅いね。」と話しを振ってみたが、彼は全く気がつかなかったらしい。
おや、まさか私だけに見える自殺者の霊か何かだったのだろうか。が、私は霊の存在を信じてはいないので、これは望月君と私が全く別のところを見ていたということの証拠だろう。
冬の白波をグラスの中で味わう
廃線カウントダウン!〜さらば増毛駅、オロロンラインを北上してみた〜
世界をでっかく小さく〜イタリア旅行記〜⑤
日本人にとって、ローマ歩きは疲労との戦いであるといっても過言ではない。写真で見れば奇麗な石造りの道も、実際に行ってみると足下がおぼつかなく滑りやすいことに気がつく。
「日本にも石の道はあるしょや〜!(北海道弁)」だって?
甘い。
ローマの石は、形がてんでバラバラだ。しかも場所によっては他の石より浮き出ていて、躓きやすい。日本のように整形されていないのだ。
そして、歩いているうちに徐々に自分の平衡感覚が怪しくなってきていることにも気がつくだろう。足が軽くなってきていると思って振り返ったら、さっきより高いところに街があるのだ。
ローマは丘の街だ。
兎と砂とコーヒーの国〜鳥取放浪記 鳥取応援写真集
鳥取地震で被災された鳥取県民の皆様、お見舞い申し上げます。
そして鳥取県民以外の皆さんへ。
鳥取って、よく陰が薄いだの何だのと言われ放題の地域ですが、行ってみるとため息が出る程素晴らしい土地です。
今回は小難しい理屈は抜きにして、私が夏に旅した鳥取をご紹介します。
※ここで公開する写真は、2015年に撮影されたものです。
そして鳥取県民以外の皆さんへ。
鳥取って、よく陰が薄いだの何だのと言われ放題の地域ですが、行ってみるとため息が出る程素晴らしい土地です。
今回は小難しい理屈は抜きにして、私が夏に旅した鳥取をご紹介します。
※ここで公開する写真は、2015年に撮影されたものです。