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仕事の視点  需要はつくるもの。嗚呼、押しつけがましい世界かな

需要と供給の理論は、経済学部の学生でなくても一度は耳にしたことがあると思う。Aという商品を買いたいと思う人の数、いくらまでなら支出してもいいという需要者の利害と、その商品をいくらで売ればどのくらい儲かるのか、どの程度生産すればいいのか、損益分岐点はどこかを見極めながら営業活動を行う供給者の利害が一致した時、市場で売買が発生するという理論だ。

 ただ、この理論は消費者、供給者、商品が既に存在していることを前提としているため、新商品を開発すればどの程度の需要が開発できるのかという経営社が常に直面している課題に解を与える程のものではない。
 商品開発が新しい儲けを生む保証は、どこにもない。しかし、新しい商品を開発しなければ、この激しい市場争いの中で簡単に敗れてしまう。とにかく前へ進むしか道はない。資本主義のルールは厳しい。


 こうしたジレンマの下、企業は新しい商品を開発しては売り込み、需要をつくろうとしていく。畑を耕す為の道具、山道でも難なく歩ける靴、遠くを見渡せる眼鏡、釘を打つ金槌等、あれば仕事の質を向上させ、生活を豊かにする道具は、あれば誰もが欲しがる。需要があるのだ。日本のような先進国では、「かっこいい」「かわいい」という理由だけで、需要を生み出すこともできる。必需品と嗜好品とで需要の量や性質は異なるが、「どちらを対象に生産しているから経営が安泰」というわけでもない。
 
 一方で、こうした企業の努力は人の生活や価値観、社会の伝統を破壊するとの批判もある。
 例えば、原始的な衣料で生活している民族。女性は布一枚をまとい、男性は上半身裸が基本だ。その格好は、民族なりの価値観や伝統の表れである。名称は忘れたが、そんな民族のビデオを高校の授業で見た記憶がある。しかし、資本主義・市場経済の波がここにも押し寄せ、ここ10年ちょっとでTシャツ・Gパンをはく人が大半になってしまったという。伝統的な生活スタイルをまもっているのは、やはり長老達だ。
 確かに、Tシャツ・Gパン(もとは作業着なのだから)は機能的で、動きやすい。しかし、その機能性を追求したあまり、民族性を薄れさせてしまうのはいかがなものか。企業側からすれば、需要の開発に成功したといえるのかもしれないが、人類の視点で見れば、大きな損失になる可能性もある。

 私は、彼らの豊かになりたいという欲求を押さえつけたいのではない。ただ、企業の論理で市場を広げていった結果、それを受ける側が反動で「外国人排斥」「金銭至上主義」「環境破壊」の負の連鎖に陥る可能性があるということを指摘したいのだ。無理矢理働かせ、金銭を稼がせ、買わせ、その果てに溢れる物と空虚な精神、破壊された環境しか残されなかったとすれば、企業の論理は「ありがた迷惑」でしかなかったということになる。
 一部では、需要は自分たちで作るものと言われている。要するに買わせるというわけだが、何とも押し付けがましい生き方ではないか。
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読みました

非常に参考になりました。押し付けがましい世の中ですもんね。関連している私のサイトです。よかったら覗いてください。<A Href=http://shigotonoshitsu.com/>仕事の質を高める

オススメ!!世界をおっきく小さくする読書

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