スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

世界をでっかく小さく〜イタリア旅行記〜④

旅は色んな味がする。とりあえず、三度美味しい。



IMG_4883.jpg
イタリア北部の街パドヴァで味わったラザニア











持論だが、旅というものは色んな味がする、実に深みのある人生イベントだと思う。海外旅行をしたくらいで人生観が変わっただの、もう一人の自分を見つけただのドッペルゲンガー的奇妙奇天烈なことまでは言わないし、むしろそんなものは旅の味わいを損なっているとさえ思う。
しかし、一言では言い表せない味がするのは事実だと思う。それは思うに、旅はイタリアンのフルコースのようなものだからだろう。前菜、主菜、デザートみたいなものを一言で表現しようとするのは旅に対して失礼だ。テストではないのだから、好き勝手に味わえばいいと思う。
例えば、前菜は出発する前までのあのワクワクと高揚感が当てはまるかもしれない。ガイドブックを開き、インターネットで情報を集め、仲間とやいのやいの議論しながら現地での展開に想像を巡らせるのは、メインを楽しんだわけではないが、それだけで既に味わい深い。これぞ前菜というべきだろう。
主菜は、旅本体、現地での全ての時間が当てはまる。むしろ、他にあるのかと問いたい。
デザートは帰って来てからの旅の思い出話そのものではないかと思う。道中のトラブルや恥ずかしい経験、ああしておけばよかったという後悔、美しい物や美味しいものに感動した時の興奮、何でもかんでも”今思えば、あれは良い思い出だ”という雑で甘々な判断ができてしまうからデザートだ。
うん、我ながら天才的な解釈だ。

そんなこんなで気持ち悪い感傷に浸りながら、頭ではしっかり別のことを考えていた。

飛行機乗りたくない。

既に相棒の望月君(仮名)と私は成田空港に到着していた。新千歳空港をLCCバニラエアで飛び立ち、1時間半の小旅行を経たあとの成田だ。ここからさらに12時間半の移動があるかと思うと、絶望的な気持ちになった。
どちらかというと、私は飛行機が好きな方だったはずなのだが、これからのことを考えると何故か回避できるものなら回避したいと思うようになっていた。

IMG_4328.jpg



嗚呼、私は人生で生まれて初めて飛行機嫌いになったのだ。

これはかなりショッキングな出来事だった。
告白して拒否されることも十分ショッキングだが、告白してもいないのに、勝手に自分から自発的に嫌になってしまったのだ。

理由は明らかだった。
12時間半、狭い機内に居なければならないという恐怖。これしかなかった。
なんというか、狭い空間の中にいると不思議な圧迫感と二度と外には戻ってこられないような感覚がある。飛行機はあんなにも巨大なのに、窓は非常に小さい。客席も前後左右いずれも狭く、ハッキリ言って身体の自由が全く利かない。隣が身体の大きい外国人であればそれこそ悲劇で、トイレに行こうものならものすごい民族大移動を強いられる。はっきり言って、これは苦痛だ。

頭の中でサザエさんのオープニングをリピート再生したり、桃色妄想をしてみたりもしたが、どうも恐怖感というものはそれらを蹴散らせるほどの威力を持っているようである。妄想のカケラが出て来たと思った矢先、すぐに恐怖感によって拭い去られてしまった。
嗚呼…。

気がつくと、望月君は貴重品を入れる腹巻を無印良品の店で買っていた。
さっきまでは「鉄道を撮る人を撮り鉄っていうけど、飛行機を撮る人はなんて言うのかな?」なんて、人生で下から三番目くらいにどうでもいい質問をしていた。多分、「劇団飛撮り」あたりでいいと思う。語呂が良いし、何となくしっくりくる、某芸人も真っ青のできだ。それはもう、「劇団四季」に引けを取らないくらいの感動超大作といっても過言ではない。

そして望月君は、微妙だなと小さく呟いた。

やかましいわい。

ところで、海外旅行でのお金はどうすべきなのだろうか?現地通貨はいくら持って行って、日本円はいくら残しておけばいいのだろうか?

望月君と私は大いに悩んだ。
初めての海外旅行である望月君は勿論、私は海外旅行自体は何度かしていたが、ヨーロッパは初めてなのでやはり悩んだ。

イタリアの物価が高いというのも悩みを深めた原因の一つなのだが、それ以上に現地での生活をどう組み立てるのか皆目見当がつかなかったのだ。

特に食方面での問題は顕著だった。
日本でご当地グルメを楽しもうとした場合、高級なものからB級グルメまで種類と価格の幅が広いし、それぞれの価格のおおよその見当もつきやすい。大体一食あたり1,000円から1,500円とすれば、旅行中のグルメ代の感覚に合うのではないだろうか。ぐるナイのゴチバトルを見れば、いくら旅行だからといって高級料理を食べようなんてそうそう思わない。

試しに『地球の歩き方』のローマ編で食事について適当に調べてみた。
昼食は、パニーノ(パンで具材をはさんだイタリア料理)と飲み物で済ませば €5~10。コースでワインを飲むなら € 30以上はかかるという。夕食は、ピッツェリアで簡単に 済ませるなら€ 15程度。コースであればその倍はする。

旅行という状況を考えれば高い食事もするだろうから、まぁ、一度の食費の設定は1,000円〜2,000円程度でみることにしようと心に決めた。

その他色々考えたけれども、それは別の機会にご紹介することとして、結局今回は10万円を持っていくことにした。うち、4万円を成田の両替所でユーロにし、残りの円をトランクやデイバック、財布に分散させて待つことにした。クレジットカードは持つが、それはいざというときのための保険だ。

IMG_4358.jpg

関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

オススメ!!世界をおっきく小さくする読書

カテゴリ
プロフィール

FC2USER090356QPW

Author:FC2USER090356QPW
閲覧いただき、ありがとうございます。

当ブログは、「人生を味わい深いものにするためには、どんな情報や発想、知識が求められるのか」という疑問を元に、仕事、時事問題、国内外の旅行、教養といった分野からヒントをもらっていこうというのが主旨となっています。
また、英語での日本情報発信(主に私の英語の練習のためですけど)も行っていますので、「この英語、変じゃない?」という指摘も送って下さると助かります。

他に、仕事や旅行、生活を充実させるためのちょっとした情報もアップしていくので、どうぞ楽しんでいって下さい。

最新記事
仕事に役立つ情報を得る
最新トラックバック
最新コメント
月別アーカイブ
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
カウンター!
ご了承事項
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。