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社会の視点 会話の仕方の特徴で性差は語れるか



男性と女性の会話の仕方の特徴として、男性は論理と結論を重んじ、女性は論理や結論ではなくその会話の過程や仲間との空気といったものを重んじる傾向があると言われています。そのため、女性の会話は男性の我々には感知できない勢いで思いがけない方向へと飛んでいきます。かつて、人生をラグビーボールに例えた首相がいました。ラグビーボールはあの形状ですから、どこに飛んでいくのかがわからない。人生も同じことだというわけです。女性の場合、会話がそのラグビーボールに該当するといえるでしょう。

しかし、こうした特徴は個人の見方次第ともいえます。
かくいう男性も、仕事の後に無意味に居酒屋に出かけ、上司のありがたくない説教を延々聞かされたり、仲間同士で上司や職場、会社のことに至るまで愚痴を言い合ったりしているのです。その会話は、女性と同じで方向性もなくふらふら飛んでいくのですから、まさにラグビーボールの如しと言えるでしょう。ここに性差などありません。

同性間ではなく、異性間の会話の方が性別による特徴が出やすいともいわれます。
常に話し続ける側になる女性と、聞き続ける側になる男性というのが典型的な例として考えられるでしょう。女性の意見や相談事に対して、うまく対応できずに困ってしまったという男性の話が度々雑誌やネットで取り上げられるのは偶然ではありません。結論を急ぐ男性は、どうしてもその得意の論理力を如何なく発揮しようとするのですが、会話の過程(論理ではない)を重視する女性はそれを求めていないため、話をつなげることができないのです。

話題はどうでしょうか。
女性から飛び出す話題は、男性と同じ会社や職場、上司、同僚、収入といったものから、美容、結婚、ファッション、生理をめぐるもの、男性への不満などなど非常に幅広いです。いえいえ、男性も、女性と同じである種の美容や結婚、生理的なもの、女性への不満を抱いてはいるのです。人間生きている以上は、自身と違うものに対してなんらかの不満は抱いてしまうものですし、身体や将来のことについて思い悩んでしまうものなのです。
ただ、その話題の発現の仕方や表現方法が確実に違うということはいわなければならないでしょう。一方は井戸端会議での会話から生まれ、一方は居酒屋での飲み会から生まれます。

長いこと考察してきましたが、しかし、これらはどれも性差を決定づける積極的な理由にはなり得ません。そもそも、女性特有の情報交換と交流の場の代名詞である井戸端会議でさえ女性の占有物というわけではありませんし、男性が居酒屋に行くなら女性はお洒落なレストランで女子会に興じているのです。双方が同レベルのことをしていると考えると、そこに差などないことがわかります。


【社会的立場と話し方】
ここで、社会的立場と話し方の違いについても考えてみましょう。

男性の場合、下から上までの差は激しい(ホームレスから総理大臣まで)ですが、一方である程度は次のステップまでなだらかな階段になっています。先輩後輩の区別やチーフ、課長、部長、役員といったステップアップがそれで、男性ならば誰もがその恩恵を受けられるわけではないものの、そのアクセスは女性に比べてはるかに容易です。

女性の場合も、男性同様差が激しいことに変わりありませんが、一段一段のステップはより急で、また各ステップは相当硬直的です。女性の企業役員や国会議員の少なさ、結婚・出産・育児による退社、パートタイム従業員化といった流れが社会の中に根付いてしまっていることが背景にはあるとみて間違いないでしょう。
言い換えると、ステップアップをめぐる競争とステップ間の流動性の高さは、男性の方がはるかに熾烈かつ急激であるといえるでしょう。

そのため、男性は同性間での上下関係を意識した話し方を身につけていかなければならないのに対し、女性は男性ほどそれを意識する必要がありません。日本でビジネスの場を仕切っているのは(現在のところ)圧倒的に男性であるため、その会話の場では異性を殆ど意識することなく、ただただ上下関係を意識すれば良いということになります。

女性は、男性ほど上下関係を意識しない代わりに、同性間・仲間内のグループを強く意識した話し方を身につけていく必要に迫られます。これは、男性であればビジネス上の利益に基づく紐帯を持てることに対する発想です。ビジネスはその利害関係や責任の所在を明らかにするため会話の中に論理性を求めますが、仲間意識そのものを目的にする女性の会話はその過程や空気を温めていくことを求めるというわけです。

ここから何が言えるのでしょうか。
一つは、性別と話し方の関連性は、社会的立場によって形成されたものであるという視点(もちろん仮説ですが)を用いることによって相当に薄らぐということ、もう一つは、会話の仕方の特徴で性差は語れないということです。
つまり、生まれてから育ってきた環境で会話の仕方はある程度特徴付けられるということです。もし、小さいうちに一人の男の子を女の子グループに入れ育てていった場合、その男の子はその環境に適応した会話の作法を身につけていくことでしょう。逆もまた然りです。
※ただ、ある程度環境が作用するにしても、完全に同じになるというのもありえない話です。成長の過程で肉体に基づく差を意識せざるを得ないからです。

長いこと検討してきた会話の仕方の特徴と性差の問題ですが、そこには有意義な差など見当たらないと結論づけることができるでしょう。
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