お金のはなし 業務効率改善→経費削減→給料アップ(?)
胸に手を当てて自答してみてください。
はたして、あなたは給料分働いていますか?と
などと考えたのは、「この職場は給料が安いよな」という同僚の愚痴に対して、上司が「お前は給料分働いているのか?」と返したからです。給料分といっても、私の所属は間接部門です。営業職ではないので稼げるわけではありません。せいぜい経費削減と業務効率の改善を目指して知恵を絞ることしかできません。
業務効率改善→経費削減→給料アップ
これが、間接部門に課せられた使命となるわけです。
業務効率改善については、以下のように言い表せます。
業務効率改善=時間短縮+裏紙使用+不要な業務の削減+(−業務改善に伴う一時的経費の計上)
これにより、現在かかっている経費は将来的に節約可能なお金となります。厳密には、こうした式から導きだされた各項目を数字化して金銭化するのです。これを営業利益の数式に組み込みます。会社の営業利益は、以下のように計算されます。
営業利益=売上総利益−販売費および一般管理費
販売費および一般管理費には、役員ならびに事務員の給料,本社関係の建物,設備などの減価償却費,交際費,通信費,事務用消耗品費,租税公課などが含まれます。業務効率改善の数字は、この中に入れてしまうのです。
つまり、売上総利益を作るのが現場の営業マンであり、販売費および一般管理費を最小限にするのが間接部門というわけです。
「給料が少ないな」と嘆いている間接部門の方、確かに、営業マンのように目立った成果を出せるわけではないので給料や賞与も控えめに設定されがちです。しかし、この単純な数式の中でどれだけ会社に貢献できているかを再考すれば、劇的な給料アップは微妙でも、社内でのステップアップや昇級の未来も開けてくるのではないでしょうか。
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