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社会の視点  社会を変えるべきVS国を変えるべき

 自民党と民主党。この二つの政党を分つ最大のものは何なのだろうか。言い換えれば、思想の源泉は何なのだろうか。経済や税金、TPP等、各政策について様々な意見が聞こえてくる中、ふと職場での会話を思い出した。

 「誰が言っていたか失念したけれども、民主党は社会を変えることを、自民党は国を変えることを目ざしていた」と言っていたのは、会社役員であった。話半分に聞いていただけなのだが、彼の意見を聞いて、私は妙に納得させられた。
 話しの詳細は忘れてしまったが、要約すると彼の意見はこうなる。
 「社会を変えるということは、人の心を変えるということだ。人の心を変えるというのは大変恐ろしいことである。国ができるのは、変わっていく社会を受け入れられるだけの器を作ることだ。であれば、国を変えるという意見の方がいい。」
 
 どちらが良いのかは、それこそ時代が決めることだが、社会を変えようとした極端な例として社会主義が私にはイメージされる。これは国も変わってしまっているが、全員平等の格差否定の世の中を善とした結果、それを目ざす政権が強制的に社会を変えていった事例である。その結果、経済資本の効率性は下がり、経済的失敗がなければ成功もないので人々は仕事に身が入らず、自殺率は上がり、バラ色のはずだった社会主義は、寧ろ社会的停滞という灰色の現実を招く結果となってしまった。

 社会を変えるという取り組みは、器の中身を変えるということである。そのため、その変化についていけない人が出てきた場合、その人をどのように処遇するのかは重大な関心ごとになる。
 聞くところによると、中国では、北京オリンピック開催にあわせ、公共交通機関でのマナーを徹底するよう取り組んだ。しかし、その取り組みは、マナーを守らない人に対する徹底した制裁(暴行など)までも許容されるという解釈を生み、社会の新たなひずみを生んでしまったという。
 どうも、国主導で社会を変えるというのには無理があるようだ。

 そのように考えるならば、中身の変革は民間が担い、国はその変革を見極めつつ器を作るのに徹した方が良さそうである。
 何がいいのかはその時々で変わるのかもしれないが、それは時代が決めることなのであろう。
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